絵画のようなお庭

 カナダ、バンクーバー近くのビクトリアは、花の都と呼ばれています。

 その名前の由来は、ブッチャート・ガーデンと呼ばれるとてもきれいなお庭があるから。

 なんとこのお庭、100年以上前にセメント製造事業によって残された石炭石採石場跡に、オーナー夫人が手を入れてお庭にしたのが始まりなのです。

 東京ドーム約5個分の広大な敷地に、700種類以上の植物が育てられていて、毎年100万人以上の観光客が訪れる観光名称になっています。

 お庭の中には、4つの有名なエリア、「サンクスガーデン」「ローズガーデン」「日本庭園」「イタリアンガーデン」があります。 まず、入って最初のエリアがサンクスガーデン、目に飛び込んでくるその光景はまるで絵画の様。上から見下ろして見ることの出来るこのエリアはまさに圧巻です。

 ローズガーデンは見ごろを過ぎていたのですが、日本庭園は紅葉していてとても綺麗でした。最後にイタリアンガーデンエリアの色鮮やかな花々を見て終了となります。

 50人ほどの庭師さんが手入れをされているらしく、どのエリアを切り取っても絵になる美しいお庭で、四季折々の花を咲かせているそうです。

 私が訪れた時は、10月でしたが、青い空にきれいな花がとても映えて、行くところ行くところシャッターを切らずにはいられませんでした。

 当分の間、海外旅行には行くことが出来なさそうですし、国内旅行もままならないこの状況の中、時間に余裕ができてしまった方も多いと思います。

こんな時だからこそ、このお庭を造られたオーナー婦人の様に、自分の周りを少しずつ手入れしてお庭を作ってみるのもいいかもしれません。

Written by f.k