「花の王国あいちの玄関口を飾り、地域を応援」

2020年、コロナウイルスの流行は、社会に大きな影響を及ぼしました。花き農家が、丹精込めて育てた花は、イベントの中止とともにキャンセルが相次ぎ、行き場を失ってしましました。こうした情勢を受け、農林水産省では、花き産地が新たな出荷先を確保し、産地の収入につながることだけでなく、「日常生活における花きの定着」、「インバウンドを通じた海外需要の喚起による輸出拡大」に向け、「公共施設等における花きの活用拡大支援事業」を創設しました。

 本事業は、愛知県内の花き生産農家を収入面で応援する事業であるとともに、「花の王国あいちの玄関口」であるJR名古屋駅周辺、名城公園を花で美しく飾り、花の文化を伝えることで、「みんなで一緒にがんばろう」と勇気づけ、新たな地域活性化につながる事業となりました。

「三井ビル 企業の顔を、インパクトのある花飾りでイメージアップ」

 名古屋駅周辺の三井ビルを鉢花、切り花で修景しました。都市空間における仮設的な花修景は、都市空間の規模に調和することが難しいと判断したため、造形物を中央に配置し、周辺にも立体的な花植栽を行うことで、アイレベルで花の量を感じやすい修景を行いました。

 中央に配置した壁の空間内には、農家で余剰していたコチョウランを壁面に固定することで、周囲をランに囲まれる非日常的な空間を創出しました。

 この花修景により、無機質なピロティが、花にあふれる景観に生まれ変わりました。この景観は、地域に潤いを与え、花をライフスタイルの中に取り入れる興味を誘発するだけでなく、企業のイメージも美しく、清廉な印象を与える一助になったと考えています。