20年度に実施したプログラムの第2弾、第3段はそれぞれ、「焼き物で食器づくり」と「ホウキモロコシの収穫体験」でした。
2020年度体験プログラム第一弾は、8月2日に実施した陶芸体験!
古墳の形のお皿をつくって、その日に絵付け体験もして頂けるスペシャルなプログラムでした。講師には、瀬戸の陶芸作家でもあり、名古屋市覚王山のギャラリー道草の運営にも携わっておられる伊藤準氏をお招きし、参加者へのデモンストレーションとレクチャーを行って頂きました。
同じ形のお皿だけれども、こんなにも違った絵が生まれることも、お客さんとの関わりから生まれる楽しい発見だったりします。
“暮らしの道具づくり”第2弾 ホウキモロコシ収穫体験
プログラム第一弾の翌週、2020年8月9日。
サンプルのホウキや軍手、ハサミ、脱穀用の「扱箸(こきばし)」を準備。
暑さ真っ盛りの8月、お客さんが熱中症にならないように、日陰スポットとスポーツドリンクを用意して挑みます。
この日はゴールデンウィークに定植・播種したホウキモロコシの収穫体験を実施しました。ホウキ職人は種が色付く前の若い穂の時期に刈り取りを行うそうですが、今回収穫したのは、黒々と稔った状態のホウキモロコシでした。
ホウキモロコシの収穫体験プログラム。お客さんにはホウキモロコシの収穫と脱穀を体験してもらいます。収穫だけでなく、しだみに生えている竹を使った竹ミニホウキ作りも一緒に行います。
扱箸をつかって、脱穀体験に挑戦中の様子。挟みこむ穂の量や力加減によって穂の取れやすさなども違うため、試行錯誤しながら挑戦してもらいました。うまくいくと、力まないでもスススっと穀の部分が穂から外れてくれます。
園内のに生えるの竹は真竹なのですが、切り出したばかりの青々としたものから、昨年切り出して保管しておいた黄色もの、節の詰まったもの、少しカーブしたものなど、どれも一点ものとして選びがいのあるものを用意してみました。写真は柄の部分を選んでもらっている所。正真正銘地場の材料からつくる竹ホウキです。買えば手に入るものでも、一から自分たちで作ってみることで、昔の人の苦労や現代の物流の仕組みなど、様々な思いと自分の経験がリンクするのではないでしょうか。
Written by しだみん一同