特集 世界の目標SDGs、企業のCSRとESG、消費者のエシカル消費をわかりやすく解説 #3

エシカル消費

SDGsやCSR、ESG、エシカル消費などの言葉が、マスコミや雑誌、インターネットで飛び交っています。何となく同じような文字の羅列で、違いが分かりにくいなと思います。

しかも、その取組みは何をすればいいのか?何から始めないといけないのか?になると、さらに難しくなってくると思います。

SDGsやCSR、ESG、エシカル消費の言葉の意味とそれぞれの関係性について、整理し、取り組み易い事例を紹介します。

消費者は「エシカル」視点で企業を選ぶようになった

エシカル消費とは

これまで、私たちは消費者として、自分たちが使う商品・サービスの裏側にどのような背景があるかには、あまり関心を示してきませんでした。

ところが、近年、商品・サービスの裏側に児童労働や環境破壊などに関与している商品を「買わない」ことを選択する消費者が増えてきています。

このように環境や人権、社会に対して十分配慮された商品・サービスを積極的に選択して買い求めることを「エシカル(倫理的)消費」といいます。

消費者に対して「エシカル」であることをわかりやすく表示する認証制度も増えてきています。

例えば、持続可能で適切に管理され、環境に配慮した漁業を認証する「MSC認証」や、森林保護や人権保護の基準を満たすパーム油であることを認証する「RSPO認証」などがあります。

海外で先行するエシカル消費

エシカル消費の一つの消費形態に「フェアトレード」があります。Fairtrade Internationalが発表したレポートによると、2017年のレポートでは、日本のフェアトレード小売販売額は約122億円、フェアトレードに対する意識が高い欧米の中でも特に意識の高いスイスでは約820億円でした。人口一人当たりの販売額にすると、日本では約100円、スイスでは約10000円と100倍程度の差がありました。

現在、日本のフェアトレード市場は小さいですが、SDGsなどの認知度拡大と共に、欧米の潮流に近づく可能性があります。

今後はエシカル消費も重要な視点になってくると思います。


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