今、世界中で木材が不足しているらしく、仕事にもかなり影響が出始めていて、
ある物件では着工を遅らせる決断をしたり、ある物件では木材確保のために急いで動き始めたりと右往左往する事態になっている状態です。
コロナの影響か?
米国を中心にコロナ禍に伴う在宅ワークによる新築住宅の建設需要が急増し供給がひっ迫した上、新型コロナウイルスの影響による輸送費の上昇も相まってかつてない価格高騰をしていると言われています。
ロシアの輸出制限も影響?
ロシア政府は2018年から2021年にかけて原木の輸出割当発給の条件を厳しくし、割当外での木材の輸出に高関税を課し、輸出制限を行っています。これをきっかけに中国が他国に輸入経路を増やし、世界中で木材不足となっているとも言われています。
人口の多い、米国と中国が多くの木材を輸入することで日本が輸入できず、供給不足となっているとみられています。
同じ様なことが去年も?
去年2月、新型コロナウイルスが流行始めたころ、トイレやユニットなどが品薄となり、住宅などの納期が遅れる事態が発生しました。
木材不足も同じように着工しても納期が遅れてしまう事態が発生することが予想されています。
いつまで??
いつまでこの状況が続くのか・・・早く解決してくれることを望むばかりです。
解決策はないの?
現在、日本の木材自給率は3割程度と言われています。7割を輸入に頼っていることになります。日本は国土の3分の2が森林で覆われている森林大国なのに、木材は輸入しているなんてなんだかもったいない話です。日本の山村の過疎・高齢化が一つの原因とも考えられている為、地域の活性化=林業の活性化とも言えそうです。今後の国産材の供給量の強化に期待し、今後この様な事態にならないよう期待したいです。
Written by f.k