特集 世界の目標SDGs、企業のCSRとESG、消費者のエシカル消費をわかりやすく解説 #1

SDGsとは

SDGsやCSR、ESG、エシカル消費などの言葉が、マスコミや雑誌、インターネットで飛び交っています。何となく同じような文字の羅列で、違いが分かりにくいなと思います。

しかも、その取組みは何をすればいいのか?何から始めないといけないのか?になると、さらに難しくなってくると思います。

SDGsやCSR、ESG、エシカル消費の言葉の意味とそれぞれの関係性について、整理し、取り組み易い事例を紹介します。

SDGsとは

世界の目標と目標実現の仕組みを定めたアジェンダ30

SDGsは、2015年の国連持続可能な国連サミットで193の国連加盟国が合意したアジェンダ案「Transforming Our World: 2030 Agenda for Sustainable Development(私たちの世界を転換する:持続可能な開発のための2030アジェンダ)」の中核をなすものです。

アジェンダとは、「プラン・計画」という意味で使われることが多いです。元々はラテン語で「実行に移されるべき事柄」というような意味があり、単なるスケジュールのことを指すというよりは、必ず実現するべき計画やプランに対して使われます。

2030アジェンダは、2030年までに世界中の国々が計画し実行すべき事柄をまとめたものです。

これまで国連では、1972年ストックホルムで開かれた国連人間環境会議、1992年にリオデジャネイロで開かれ、アジェンダ21を採択した地球サミット、2000年の「ミレニアム開発目標(MDGs)」が採択された国連ミレニアムサミットなどが合意され、各国により実践されてきました。

また、生物多様性や気候変動に関わる会議も重ねられてきました。

アジェンダ30は、これまで別々に議論されてきた、平和や安全、人権、生物多様性や気候変動、持続可能な開発などに関する内容を統一し、2030年を目標年とした単一のアジェンダとして世界の国々が合意したものです。そのため、世界中の人々にとってわかりやすく、受け入れやすいものとなっています。

貧しい国、豊かな国、中所得国を含め、あらゆる国々の行動を求めます。

また、貧困に終止符を打つためには、経済成長を実現し、教育や保健、社会保障、雇用機会を含む幅広い社会的ニーズに対応します。一方で、気候変動や環境保護にも取り組む計画が必要だという認識を示しています。

さらに、不平等やインフラ、エネルギー、消費、生物多様性、海洋、産業化といった問題も取り扱っています。

アジェンダ2030は、持続可能な開発目標とターゲット、実施手段と新たなグローバル・パートナーシップに関するセクション、および、再検討とフォローアップの枠組みから構成されています。

SDGsとは

SDGsとは、Sustainable Development Goalsの頭文字をとった言葉で、日本語では「持続可能な開発目標」と呼びます。一言で言うと、2030年までにより良い世界を目指す国際目標です。

SDGsは17のゴール(持続可能な開発目標)と169のターゲットで構成されています。17のゴールに応じた169のターゲットと230の指標からなり、人間と地球の「やるべきことのリスト」です。これらは、発展途上国も先進国も境界はない普遍的なもので、世界中の人々が一緒に取り組む目標です。

SDGsは、貧困やエネルギーの問題、気候変動など、以前から社会問題として課題になっていた事項に対して、「このままではいけない!」という社会課題を示し、解決のための目標が立てられているものです。それを地球全体で解決に取り組もうとしているものです。

SDGsは、定期的にモニタリングも実行されています。達成状況を共有するフォーラム(HLPF)が、毎年7月頃に開催され、その内容が、発表されています。

SDGsのバッジをつけている企業も多くなっていますが、持続可能な開発目標を世界中の人々と一緒に努力を重ねていきますという姿勢を示しています。


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